アニメ映画『犬王』がアマプラ配信中!これ、一体どのような人向けの映画?観たら人生の価値観が変わる「狂気の一作」をガチレビュー

室町時代に実在し、ポップスターのように人々を熱狂させながらも、歴史からその名を消し去られた伝説の能楽師・犬王。 彼の数奇な人生を、『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅政明監督と、ドラマ『アンナチュラル』の野木亜紀子さんが手を組み、極上のアニメーションとして蘇らせた映画『犬王』。

一見すると「歴史モノ?」「お堅い能楽の話?」と思ってしまうかもしれませんが、その中身は「室町時代を舞台にした、脳が沸騰するほどの爆音ロックフェス映画」です。

今回はストーリーの結末や核心的なネタバレを一切排除し、「ぶっちゃけ、どのような人向けの映画なのか?」を徹底解説します!

🧐 アニメ映画『犬王』は、どのような人向けの映画?4つのターゲット層

本作は、歴史の知識や能の教養を求めてくる映画では全くありません。むしろ、理性を捨てて「感覚」で浴びるべき作品です。特に、以下のような要素が好きな人には120%ぶっ刺さります。

①「音楽・ライブ・フェス」のあの熱狂が好きな人

「ライブハウスや音楽フェスで、地鳴りのような重低音を浴びて鳥肌が立ったことがある」 そんな人は、開始30分でこの映画の奴隷になります。 劇中で描かれるのは、私たちが知っている静かな「能」ではなく、琵琶がエレキギターのように掻き鳴らされ、観客がヘドバンし、サイリウム(松明)を振って熱狂するスタジアムロック。アヴちゃん(女王蜂)と森山未來さんという、日本の音楽・舞台界のバケモノたちが魂を削って歌い上げる楽曲群は、聴くだけで脳内麻薬がドバドバと溢れ出るほどの破壊力があります。

②「異形のバディ・魂の友」の絆に涙したい人

「お互いの才能を誰よりも理解し、世界を敵に回してもその手だけは離さない」という、唯一無二のバディドラマが好きな人に猛烈におすすめです。 呪いによって異形の姿で生まれ、仮面を被って生きるダンサー・犬王。かたや、ある事件で視力を失い、琵琶法師として生きる演奏家・友魚(ともな)。 世間から爪弾きにされた二人の少年が出会い、お互いの「芸(音楽と踊り)」だけを信じてバディを組み、一気に時代の頂点へと駆け上がっていく姿は、美しくも切なく、全バディ愛好家の胸を締め付けます。

③「自分の名前(アイデンティティ)を生きる」物語に共感したい人

この映画の裏のテーマは「自分は何者なのか」です。 誰かが作った古いルールや、お上の都合、周囲の偏見に縛られず、「これが俺の歌だ!」「これが俺の生き方だ!」と声を大にして叫ぶ主人公たちの姿は、現代を生きる私たちの胸にグサグサと刺さります。 周りに合わせることに息苦しさを感じている人や、自分だけの「表現」や「仕事」で生きていきたいともがいている人が観ると、驚くほどのエネルギーと救いを貰えるはずです。

④ 脳を揺さぶる「唯一無二の映像体験」がしたい人

アニメーションとして「今まで観たことがない映像」を求めている人に最適です。 湯浅政明監督の真骨頂である、形に囚われないグニャグニャとダイナミックに動く作画が、犬王の「常人離れしたダンス」と完璧にシンクロ。パフォーマーとしての肉体の美しさと異形さが、サイケデリックかつ圧倒的なスピード感で描かれます。「アニメだからこそできる表現の限界」を目撃したい映画ファンは必見です。

🛡️ 【安心】歴史や能の知識は「マイナス100%」でOK!

「室町時代の歴史とか、足利義満の時代背景を知らないと置いていかれるのでは?」 そう思うかもしれませんが、本当に知識は1ミリも必要ありません。

なぜなら、劇中の犬王たちが「歴史とか伝統とか、マジでめんどくせぇ!俺たちの新しい音楽を聴け!」というスタンスで暴れ回る映画だからです。 歴史の教科書に載っているようなお堅い常識は、観る前に一度全部ゴミ箱に捨ててください。むしろ知識ゼロで「室町時代にこんなヤバいパンクロックがあったかもしれない!」と錯覚しながら観るのが、本作の最も正しい、そして最も贅沢な楽しみ方です。

💬 結論:歴史から消された「俺たちの光」を目撃せよ

なぜ、これほどの天才でありながら、犬王の名前は現代の歴史教科書に残っていないのか? 映画の終盤、その切なくもあまりに美しい理由が明かされたとき、タイトルの『犬王』という二文字の重みがガラリと変わります。

物語のラスト、すべてを見届けたあとに押し寄せるのは、切なさだけではありません。「彼らは確かにあの時代に生きて、命がけで輝いていた」という、胸の奥が熱くなるような最高のカタルシスです。

約97分という映画の短さの中に、3時間分のライブを凝縮したような超高密度の体験が待っています。 『国宝』が人間の業を描いた大河ドラマなら、この『犬王』は一瞬の命の火花を描いた純度100%のロック・アンセム。

テレビやモニターの音量をいつもより少しだけ大きめにして、Amazonプライムビデオで室町時代の熱狂へダイブしてみてください!

タイトルとURLをコピーしました